睡眠時無呼吸症候群の治療は歯科に多種多様な手段があります。 松見歯科にお任せ!
睡眠時無呼吸症候群はかなり多い病気で難しく難解な病気です。症候群とつくものは原因がはっきり判っていない時に使用されます。原因が多岐にわたっているので難解なのです。詳しく解説します。
口呼吸は昼と夜に分けます。夜の口呼吸が睡眠時無呼吸症候群に繋がります。その時舌根沈下が起きます。筋力の低下と肥満が原因です。昼の口呼吸も非常に体に悪いです。いかりや長介さんのタラコ唇やお口ポカンや鼻閉が症状です。昼夜の口呼吸は最悪です。
舌の筋力アップはあいうべ体操とよく噛む咀嚼運動が決め手です。あいうべ体操は写真の本を買ってください。表紙には皆さんがお困りの病名がいっぱいあります。この本の知識は家族で必要な方が必ずいると思います。
よく噛むは玄米が最適です。豆腐をよく嚙めと言っても無理ですが、玄米は噛めます。「1日玄米4合と味噌と少しの野菜を食べ・・・」を実行すると肥満気味の方はすぐ痩せます。糖尿病のhba1c1cも直ぐに減少、気管の周りに付いた脂肪が落ち、気道も広がります。
筋力が付くと昼夜とも舌が口腔内で挙上します。挙上した状態は舌が上顎の中にあります。下顎の中にあるのは沈下状態です。
鼻うがい・口テープも即効性があります。鼻うがいは鼻腔内の異物除去、鼻腔内粘膜の収斂で空気の流れが洗浄直後から改善します。長期的には粘膜の肥厚が収まります。就寝前お風呂の時には鼻うがいをします。
口テープは最初縦張りにして左右の口角から息が漏れるようにします。初めは無意識にテープを剝がすと思います。口で呼吸しにくいためですが、翌晩も根気よく貼ってください。私は3日目で剥がさなくなりました。朝までテープがついているとイビキ・途中覚醒・おトイレが改善しぐっすり眠れている感があると思います。口テープになれましたら思い切って横張をします。幅広のテープがおすすめです。睡眠の質が向上し身体の修復が上手くいきます。
鼻粘膜の炎症が強い方は1%塩化亜鉛の塗布が有効ですが当院では自身で毎日の塗布を勧めています。
歯並びも関係します。舌が低位ですと必ず歯並びが悪くなります。そこで歯科矯正の話になりますが決してしてはいけない事は抜歯をして顎を小さくして歯を並べることです。舌根が下後方に沈下して睡眠時無呼吸症候群が酷くなります。顎を拡大して歯を並べます。
睡眠の姿勢も大切です。下向きはダメです。歯列を無自覚に夜間矯正して歯列が狭くなります。おすすめは上向きです。うまく寝れない方には横向きも可ですが注意点があります。歯がある部分に枕が当たらないことです。耳の穴より真横に線を引きそれより上で枕を当てます。
歯並びが悪い方は呼吸に問題があり、それだけで無呼吸に近づきます。人生の1/3~1/4は寝ています。そんなに長く睡眠が必要なのは昼間の活動で疲れた体や壊れた機能の回復に必要だからです。
一流のアスリートや人物の顔を見てください。しっかりした顎にきれいな歯並びをしています。良い呼吸と良い睡眠をしているからです。大谷選手が子供たちに素晴らしい言葉を残しています。「長い良い睡眠が大事と!」
・・・続きは後日